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この記事は ファインディ株式会社 Advent Calendar 2024の 12月8日の記事です。
普段の業務では、GitHub CopilotやChatGPTといった生成AIを活用しており、効率化に欠かせない存在となっています。これらのツールがもたらす可能性や効果を日々実感する中で、「このAIの力を、自分の趣味である楽曲制作にも活かせないだろうか?」という興味が湧きました。
私は普段FL StudioというDAWソフトを使ってヒップホップのビートを制作しています。ヒップホップ、特にトラップビートの音作りは、個々の音色選びやリズム設計、サウンドデザイン、そしてミキシングという複数の工程が緻密に絡み合った作業です。完成度の高いトラックを作るためには、数えきれないほどの試行錯誤が必要となり、それがビート制作の楽しさであり、同時に難しさでもあります。
もしAIを取り入れたら、この創作プロセスにどんな変化が生まれるのか?可能性はどこまで広がるのか?そうした期待と好奇心から、生成AIを使った楽曲制作を試してみたいと思いました。
そうした中で、今回はトラップミュージックの制作に挑戦してみることにしました。トラップは、リズムやサウンドデザインに独自の特徴があり、その工程の中に生成AIがどのように役立つのか検証してみます。
トラップは、アトランタを発祥地とするHIPHOPのサブジャンルです。音楽的特徴として以下のような要素があります。
トラップのドラムパターンは、リズム全体の雰囲気を決定づける重要な要素です。具体的には以下の特徴があります。